北茨城市磯原町は詩人・野口雨情の生まれ故郷です。
当社の本社(北茨城市磯原町本町)からほど近くに、
お客さんとの食事などでいつもお世話になっています、
『磯原温泉・雨情ふるさと海辺宿
としまや月浜の湯』があります。
『雨情ふるさと海辺宿』のキャッチコピーからも読み取れる通り、
北茨城市磯原町は、
日本の三大詩人と呼ばれております、
野口雨情の生まれ故郷です。
(ちなみに、三大詩人とは、
野口雨情、北原白秋、西條八十です。)
野口雨情は1882年5月29日、
茨城県多賀郡磯原町、現在の北茨城市磯原町に生まれます。
日本各地で民謡を創作しており、
2,000点以上の作品が全国各地に残されています。
その中でも、
『七つの子』、『赤い靴』、『青い眼の人形』、
『船頭小唄』、『波浮の港』…、
は傑出した作品とされています。
雨情誕生の地であります北茨城には、
『磯原節』、『炭鉱節』、『磯原小唄』、
といった作品が遺されています。
このような偉大な詩人を育んだ生家が、
『としまや月浜の湯』の目の前に、
今も残されています。
「磯原温泉」の開湯は1931年、渡邊年之介氏によって。
『としまや月浜の湯』の当時の当主でありました、
渡邊年之介氏が1931年、天妃山の麓に井戸を掘ったところ、
軒先高く硫黄泉が噴出したことから、
「磯原温泉」の歴史が始まります。
渡邊年之介氏と❝竹馬の友❞でありました、
野口雨情が『磯原小唄』で謡ったことで、
「磯原温泉」が全国的に知られることになります。
当社も、本社に全国からお見えになるお客さんを、
❝おもてなし❞させて頂く際には、
食事から、宿泊まで、
いつも利用させて頂いています。
ちなみに、
「磯原町」と呼ばれるようになったのは、
今から約100年前の1925年、
北中郷村が町制をしき、磯原町に改称した時から始まります。
そして1955年、
町村合併促進法にもとづいて磯原町と華川町が合併し、
現在の「磯原町」となり、
翌年の1956年、磯原町を含む6町村が合併して、
「北茨城市」となりました。
2021年度末、北茨城市は、
16,973世帯、41,074人が暮らす街となっています。
北茨城市の「観光」を見てみますと、
2021年度の観光客数は1,151,612人と、
北茨城市に訪れた「人数だけ」は、
ようやくコロナ前の戻ろうとしています。
コロナ前の2019年度の数字を見てみますと、
観光客数合計1,209,035人、
そのうち、
「宿泊」が930,957人、
「日帰り」が278,078人、
と宿泊客が圧倒的に多く、
「県外客」が1,076,041人、
「県内客」が132,994人、
と県外客が多くを占めていた、
ことが分かります。
そして、コロナ後ともいえます2021年度は、
観光客数合計1,151,612人、
そのうち、
「日帰り」が747,396人、
「宿泊」が404,216人、
と日帰りが多くなり、
「県内客」が579,261人、
「県外客」が575,351人、
と若干ですが、
県外客を県内客が上回りました。
コロナ前は、
県外からのお客さんが宿泊を多くされる観光、
コロナ禍で、
県内のお客さんが日帰りで観光する、
にトレンドが変わっていることが数字からは、
読み取れます。
本格的なアフターコロナを迎え、
これからまた県外からのお客さんが、
北茨城に観光で来られるようになることを期待しています。
ちなみに、
当社が「最適購買」の側面からサポートしております、
北茨城市の「工業」=製造業については、
2020年度の製造品出荷額は2,661億円と、
5年前の2015年度の2,253億円に比べても、
成長を続けています。
製造業を支える「商社」であります私たちも、
まだまだ成長の余地があると言えます。
老舗旅館の新たな挑戦『としまや別荘 海と空と…』のオープン!
『としまや』は創業から約120年もの歴史があります。
そのような老舗旅館が、つい先日、
2023年4月25日、
『としまや別荘 海と空と…』をオープンされました。
『別荘』のコンセプトは、
「海と空の大自然を体感できる、
温泉と食のリゾートホテル」。
全6部屋と贅沢に限定された客室からは、
270度地平線まで続く海の眺望が堪能できます。
「磯原温泉」の魅力をこれまで以上に引き出すために、
全客室のデッキに、
プライベート露天風呂を備えています。
デッキからの眺めが、
筆舌に尽くし難い美しさがあります。
「磯原温泉」にプライベート露天風呂に入りながら眺めることができます、
磯原海岸は1950年に「茨城百景」にも選ばれています。
磯原から少し北上しますと、
岡倉天心、横山大観、下村観山らが東京から移り、
創作活動を行いました、
五浦海岸も広がります。
料理は、
日頃『としまや』でお世話になっております、
茨城県産の食材を多く用いた❝美味しい❞料理に、
さらに❝プレミアム❞な食材も振る舞われるとのこと。
ちなみに、
『別荘』ではA5ランクの常陸牛のステーキが人気とか。
「基本理念を維持しながら、進歩を促す」
『としまや』さんのように、
同じ地域で、
❝老舗❞であっても『挑戦』し続けられている姿は、
とても輝かしく映ります。
以前書かせて頂きましたが、
「基本理念を維持しながら、進歩促す」、
❝良い会社❞に共通する真髄でした。
(詳しくはここに書かせて頂いています。
「『❝良い会社❞を教えて下さい』に動揺を隠せなかった就活イベントでの思い出~今なら『ビジョナリーカンパニー』を踏まえ、こう答えます。」)
「磯原温泉」の発祥、
「温泉」と「絶好のロケーション」をさらに活用し、
「リゾートホテル」の運営に挑戦される姿は、
つねに『進歩』を促し続ける、
❝良い会社❞=『ビジョナリーカンパニー』の特徴に重なります。
当社も❝良い会社❞と呼ばれ続けるため、
「進化」し続けたいと思います。
磯原温泉・雨情ふるさと海辺宿 としまや月浜の湯
茨城県北茨城市磯原町磯原200-3
【参考・引用文献】
・「北茨城市 歴史民俗資料館 野口雨情記念館」HP
・「磯原温泉・雨情ふるさと海辺宿 としまや月浜の湯」HP
・「磯原温泉 としまや別荘 海と空と…」HP
・平成4年版「統計 きたいばらき」北茨城市(2022)